■ 2/4 14:15-15:00 【DB】スマートデータベース Cacheの実力



●[プレゼンター]インターシステムズジャパン株式会社 セールスエンジニア 
統括部長 佐藤比呂志
●[説明]Cacheは一般的なDBMSと同様なデータの格納庫を提供するだけではなく、
強力なオブジェクト指向プログラミング言語を内蔵しており、
データに知性を持たせることが可能な処理系である。
それがもたらすスピード(実行時の速さ、開発の早さ)とスマートさについて紹
介したい。


●[話を聞いてみて]
プレゼンターの佐藤比呂志さんはCacheのセールスエンジニア。
余計な話は一切しない硬派なセッション。
当面のところ、多次元DBを使う予定は無さそうだけど。


●[セッション記録]
多次元データエンジンなので一度のアクセスでたくさんの情報を取得できる。し
たがってオーバーヘッドが少ない。
例えばJAVAで書かなければならないコードをCacheスクリプトで書ける。ビジネ
スロジックをDB側に持たせることが出来るので、高速処理が出来る。


●[参考資料]
デブサミ2004、「10年後も世界で通用する技術者であるために」
http://www.atmarkit.co.jp/news/200401/31/devsum.html
佐藤比呂志氏の講演↓
「BtoBのシステムで扱うデータは、
RDBとはマッチしにくい複雑な構造を持つことが多い。
例えば
商品の受発注をとっても、
その商品を構成する部品の情報を詳細に保持するとなると、
デザインパターンでいうところの
“コンポジットパターン”で表されるようなデータ構造を取る。
これを無理に2次元のテーブルにマッピングすると、
検索時に何重にもテーブルの結合を必要とし、
結果的にパフォーマンスに大きな影響を与えるだろう」


Cacheとは?
http://www.intersystems.co.jp/cache/technology/index.html
「(略)データを2次元のテーブルで表現しなければならない
リレーショナル・データベースとは違い、
Cacheは多次元配列にデータを格納します。
多次元配列では
実世界に則したデータ・モデリングが可能であるばかりでなく、
「テーブル」や「ジョイン操作」などといった、
リレーショナル・データベースではあたりまえのテクノロジーに付随する
オーバーヘッドの処理がないため、
高速のアクセスが可能です。
高性能のもう1つの特徴は、
そのユニークな分散型キャッシュ・プロトコルにあります。
このプロトコルでは
分散システムにおける
ネットワーク・トラフィック
劇的に低減させることができます。
(略)