■用語集メモです。

・ファストイーサネット 【Fast Ethernet
通信速度を100Mbpsに高めた高速なEthernet規格。Fast Ethernetには、より対線を利用した100BASE-TX光ファイバーを利用した100BASE-FXがある。100BASE-TX用の機器は10BASE-Tと互換性のあるものが多く、1つのネットワークに混在させることができる。Fast Ethernetをさらに高速化して1Gbpsの通信速度を実現するGigabit Ethernet規格の策定が進んでいる。


輻輳
 ネットワークのトラフィックが増加して、有効な通信がまったくできなくなってしまう状況。 一般に、ネットワークではパケットなどを送るとき、相手に届いたかどうかなどの検査を行ない、もし届いていなければもう一度送り直すなどの再送処理を行なう。しかしネットワークの負荷が重くて確認パケットが返ってくるのが遅くなってくると、誤って再送パケットを早く送ってしまい、結果的にネットワークの負荷がさらに高くなってしまう。このようにしてネットワークの負荷が一気に上昇して、再送パケットや確認パケット(およびその他の制御パケットなど)ばかりで有効な通信がほとんどできなくなる状態を輻輳という。


コリジョンドメインとは、衝突が起こる範囲をさしています。


・プレゼンテーション層
OSI参照モデルの第6層に位置し、圧縮方式や文字コードなど、データの表現形式を規定したもの。
個別のバイナリファイルをネットワークで通信できる形式に変換したり、逆にネットワーク経由で受信したデータをアプリケーションソフトが認識できる形式に復元したりする部分にあたる。セッション層からアプリケーション層までの通信方式は単一のプロトコル(例えばHTTP)で定められていることが多い。

・セッション層
 OSI参照モデルの第5層に位置し、通信の開始時や終了時などに送受信するデータの形式などを規定したもの。この層で論理的な通信路が確立される。セッション層からアプリケーション層までの通信方式は単一のプロトコル(例えばHTTP)で定められていることが多い。

トランスポート層 
OSI参照モデルの第4層に位置し、データ転送の信頼性を確保するための方式を定めたもの。具体的には、ネットワーク層を通して送られてきたデータの整序や誤り訂正、および再送要求などをおこなう。TCPUDPなどがトランスポート層に属する。


・PDU 
プロトコルが扱うデータの単位。TCP/IPのPDUは「パケット」、EthernetのPDUは「フレーム」、ATMのPDUは「セル」である。一般的なPDUは、データ本体の先頭に、そのプロトコルで使用するあて先などの制御情報(ヘッダ)を付加した形式になっている。プロトコルは階層構造になっていることが多く、その場合はPDUのデータ本体は上位レイヤーのプロトコルが扱うPDUになっている。言わば「入れ子」構造である。

帯域幅とは、ネットワークやインターネットへの接続を経由して送受信できるデータ量のことです。